トラック買取査定額ダウンの原因となる修復歴について

トラック買取査定額ダウンの原因となる修復歴について

 

トラックを売却する時、修復歴という言葉を聞くことがあります。修復歴は単純にトラックを修理した際の履歴ではありません。その定義を確認し、勘違いすることのないようにしておきましょう。

 

 

トラックの買取では、そのトラックの修復歴が査定に大きく影響します。たまに事故や故障を直した際の修理歴と勘違いをされている方もいますが、修復歴は修理歴とは別物になります。

 

 

一般に修復歴となるのは、車体の骨格部を交換や修復した場合です。骨格部とはフレームとフロントクロスメンバー、フロントインサイドパネルとピラーがまず挙げられます。

 

 

他にダッシュパネル、ルーフパネル、ルームフロアパネルとトランクフロアパネル、ラジエータコアサポートのことです。骨格部の何れか1か所でも交換や修復をした場合、そのトラックは修復歴が付きます。

 

 

これは日本自動車査定協会や日本中古自動車販売協会連合会等で判断基準として統一されており、業者ごとによって異なるものではありません。

 

 

骨格部は損傷すると、その後の走行に影響する可能性が高い箇所であるため、特に重要視されています。

 

トラック買取査定額ダウンの原因となる修復歴について

 

バンパーやドア等、骨格部以外のパーツを修理や交換した場合は、単なる修理歴となり修復歴とは違います。また骨格部であっても軽微な傷くらいであれば、修復歴とはならないケースもあるようです。

 

 

修復歴のあるトラックは、整備記録に記入し、情報を開示する必要があります。そのため中古トラックの購入時も、修復歴があるかどうかは確認することができるのです。

 

 

実際、骨格部のダメージはトラックにとってあまり良いものではありません。また修復歴があると、購入者がそのトラックを避ける可能性もあります。そうした理由から、修復歴のあるトラックは査定が低くなる傾向にあるのです。

 

 

およそですが修復歴がないものと比べ、ある場合は2割から3割ほど査定額が下がります。ですが修復歴があっても、査定業者の数が少ない訳ではありません。

 

 

日本製のトラックは、海外でも需要があります。海外ではたとえ動かなくても、修理用のパーツ部品として買い手が付きます。日本では修復歴があると敬遠される方もいるかもしれませんが、世界に目を向ければ欲しがる人は大勢いるのです。

 

 

修復歴に関して、あるからといって諦める必要はありません。広い目で見れば、日本製トラックの需要はいくらでもあります。まずは複数の業者に査定をお願いし、納得のできる価格で売却をするようにしましょう。